2018年もそろそろ終わりです。そこでTimbeterが今年達成した物事を振り返ってみましょう。Timbeterのユーザー数は伸び続けており、今年はダウンロード数の総計が2万を超え、ユーザーによる測定は2倍になりました。すなわち、今年は合計で350万㎥を超える材積が測定されました。さらに、スペインやイタリア、日本そしてタイから新しいユーザーも増えたことに加え、カスタマーサポートチームの増員率は100%となりました。
ユーザーのみなさんをはじめ、協力者・協力会社のみなさん、友人、支援者のみなさんに心より感謝申し上げます。
以下では2018年中にTimbeterが遂げたキー・サクセスについてまとめました。
①中南米・東南アジア・ロシア市場における顧客ポートフォリオの拡大
まず、新たに増えた顧客のみなさんはエクアドル、アルゼンチン、そしてタイからです。ブラジルとロシア市場は2018年も成長を続けていました。特にブラジルのInternational Paperさん、タイのSiam Forestry Groupさんとはともに働けて光栄です。
②ニューラルネットワークを通した検知の改善
Timbeterの開発チームは検知性能の向上に努めました。当社のゴールは最悪の条件下での撮影でも木材を検知できるようにするということでした。ニューラルネットワークを追加することで、徐々に検知側で新しく改善が見られるようになりました。
③日本初の顧客のみなさん
前年よりTimbeterには日本市場がありましたが、今年はTimbeter自体が日本語でも利用可能となり、日本語のカスタマーサポートもチームに加入しました。ある日本人のユーザーは、「使ってみると色々と課題が出ますね。ヨーロッパの人々は、『そんなことどうでも良いでしょ』と言いますが、日本人は細かいことまで気にする人種」だとコメントしており、Timbeterの場合はこういった文化的な側面からのフィードバックも改良には不可欠です。
④新しい報告書作成機能の追加
当社のゴールはユーザーの時間の節約だけではなく、多量のExcel処理を減らし、書類事務を最小化することです。そのため、チームは重要なデータの収集を目的とした、新しい報告書作成機能を開発しました。
⑤新市場の拡大と新言語の導入
Timbeterは現在は世界65か国ダウンロードされ、その数は2万を超えています。カスタマーサポート側からは、なんと現在10言語で説明やサポート対応を行っています。英語だけでなく、ロシア語、ポルトガル語、スペイン語、日本語、スウェーデン語、ポーランド語、ラトヴィア語、イタリア語、そしてエストニア語で対応中です。
⑥カスタマーサポートの勢力が2倍に
2018年、Timbeterのセールス・カスタマーサポートチームは2倍に成長し、新市場にも供給しています。現在チームは6つの異なる国籍から成り立っており、世界中のユーザーをサポートしています。
⑦世界中の多数のイベントに出席
カナダのForestTECHX、ブラジルのExpoforest 2018、フランスのCarrefour du BoisやEuroforest、ニュージーランドとオーストラリアで共同開催されたInnovatek、ロシアのLesprom ITやLesdrevmash、イギリスのTimber Expo、クロアチアの第9回東南ヨーロッパ製材業会議(9th Congress of Sawmill Industry of South-East Europe)といったイベント全てに参加し、初めてお会いする方々にTimbeterの紹介を行いました。新しく出会った人たちの中には、製材工場長、土木業者、大学生、パルプ材会社や森林連合会が含まれています。
世界中のTimbeterのユーザーは、Timbeterの利用が林業界でのプロセスをスピードアップさせ、従来の方法よりも正確に測定できるようになったと証明してくれています。
チリの会社・Minicoのプロジェクト・研究責任者(chief of projects and studies)であるフリオ・トバル氏曰く、「タイムリー且つ信頼できる方法で、Timbeterは当社の製品を測定することができる上に、自然に当社のビジネスをデジタル化する一因となっています。」とのことです。
企業は従来よりも人的労働力を使わずに、正確に測定でき、貿易面では両者の意見不一致に繋がる時間も減らせ、書類事務にかかる時間も少なくすることができます。さらに、企業は分かりやすい概要を森林でも手に入れることができ、マネジャーは物流プラン用の情報を得られ、木材一つ一つの測定のプロセスもその価値を最大化する製材工場で終えられます。
2018年は本当にありがとうございました。2019年も楽しみにしています!